畳店によって何が違うの??

皆さんは畳屋の違いは何だと思いますか?
こっちの畳屋さんは安いのに こっちの畳屋さんは高い。
大きなホームセンターのほうが頼みやすいとたまに お客様から聞く事があります。
畳のことをよく知ってもらえれば皆さん解って頂けるのですが、なかなか解らない事が多いので 畳は皆同じもの、仕事だってどこも一緒と思われることが普通だと思います。
しかし皆、扱っている品物は違いますし仕事のやり方・考え方も違います。
そして、畳屋さんが扱う畳表とは自然の農産物であり人工的に作る製品とは違います。
その為、畳店で扱う畳表は店によって必ず違うものなのです。
価格帯が同じであっても品物は必ず違います。
それぞれの店で値段が一緒だとしても、使う品物が国産畳表の店、中国産畳表の店や国産畳表でもグレードが違うなど、価格だけで比べてはいけません。
実際使用する品物がどういったものかを知る事が重要となります。
また、畳屋とは職人(技術職)です。
作業する職人の腕により、仕上がりや製品の持ちなどが大きく変わります。
例えば隙間や凸凹がある藁床の畳が入っている4部屋の和室を7千円の品物で表替えをする事にして
( 各店、職人さんが2人いるとして )
A店は中国産の畳表を使用し1日に4部屋の表替えが出来ると言う畳店。
B店では同じ値段で国産の畳表を使用し1日に3部屋の表替えが出来ると言う畳店。
C店は同じ値段で国産の畳表を使用し手間が掛かるので1日に2部屋しか出来ないと言う畳店。
などその店によって色々です。

その結果
手間を掛けず (修復なし) 安い材料を使用し、数をこなして利益の追求のみを考えるA店。
国産の畳表を使用するが、あまり手間を掛ける事がないB店。
国産の畳表を使用し、手間を掛け仕上げるC店という事が判ります。
そして国産の畳表を使用していてもB店とC店では同じ質の畳表を使っているとは限りません。
このようにその店によって使用する品物や仕事の内容は異なるのです。

 

悪質施工のガンタ工法

この写真、何だと思います?
実は畳のヘリを取ってみたんです。
『 取ってみた所? 』 普通、畳のヘリは縫っているので 剥がしてみた所というのですが、最近は ある業者が考え出した畳の工程方法で1枚の畳に約300本もの鋲(止具)で畳を縫わずにヘリや畳表を打ちつけているのです。
昔では考えられませんが今では、こういうゴマカシ加工をする 畳屋の名をかたる悪質な業者が多々見られるようになってきました。
ある団地の仕事ではヘリを縫わずに普通の釘で打ち付けている事がありました。
( もちろん畳表もです )
これにはお客さんもびっくりです。
何しろちゃんとした仕事をやっていると思っていたのですから。
( それに安くも無かったそうです )

これらは よく安い値段でお客様を誘うような業者がやる仕事です。
7,000円の品物を3,000円でなどと謳っているような業者は1番に技術を伴いません。
それはなぜか?
その業者に技術が無いので1番分かりやすい 安い金額でのみ お客様をひきつけるのです。
それに本当に畳屋が提供するような7,000円の品物が3,000円で出来るはずもありません。

考えてみてください、イグサ農家さんが1年をかけて育て畳表を作り、そこに畳の縁や糸などの副資材が掛かり、それらを使用し施工する我々職人の手間が入る。
それがちゃんとした品やきちんとした仕事をやった場合、そんなに安くなるでしょうか?
畳屋とはそんなイイカゲンな商売ではないのです。
安売り業者が安い金額で受け、利益を得るにはどうすればよいか?
簡単な事です。
粗悪な品物を使い、手間を掛けずにイイカゲンな仕事をして数をこなす。
それしかないのです。


土台の糸や畳床まで切ってしまっています


縫わずに段ボールホチキス留めです

ですから、何とか仕上げたその畳は なんとも不恰好な仕上がりとなっているはず。
そして問題なのは その中身。
お客様が見えるのは仕上がった畳の表面だけで中身は見えません。
それを良い事に 切っては いけない糸を切ってしまってあったり、不具合を全然直していなかったりと最初よりも ひどい状態にされてしまうことが多くなってきています。
そして最後に支払う金額は 普通の畳屋さんと変わらない、あるいは高い支払いになるのが一般的に聞くことです。

畳は食品と違い すぐに無くなる物ではありません。
一度やれば大抵10年以上は使うはずです。
うちでやるお客様の中には30年ぶりという方が たまに居るぐらいですから。
ですから畳替えを考えてくださるときは なるべく年数で考えてください。
毎日使って10年持てば 畳ほど安いものは無いと思います。

畳屋という仕事は技術職 (職人)です。
その基本的なことを忘れず考えてくださいませ。

 

当店に出来る事

当店では きちんとした品物を 培ってきた技術で提供しております。
品物に拘らず、ただ安いものを望まれる方、仕事を気にしない方は当店には向かないと思います。
そういう業者をお選び下さい。
私共は日本の文化である畳は、国産のイ草を使うのが当たり前と思っており、また頼まれた以上、良い仕事をする事が当たり前と思っております。
私共の技術は同業同士で自慢しあうものではなく、頼んで頂いたお客様の為に使うものですので頼まれた以上、これから先、長いお付き合いになれるよう努力を惜しみません。
畳はお客様の家の大切な財産です。
安心出来る品と確かな技術で気持ちの良い生活を送って頂きたいと考えています。

畳の隙間隙間補修

当店では作業終了時に畳の手入れ方法やアドバイスをまとめたパンフレットを差し上げます。
表替えや畳替え(新畳)をして頂いたお客様には裏返しのお知らせ等もしておりますのでご安心下さい!
また当店は全日本畳事業協同組合に加入しており、当店で納める全ての畳には万が一に備え、畳総合保険を掛けております。
畳総合保険とは、PL保険・施設賠償責任保険・受託者賠償責任保険 の3つから出来ております。
畳を納める最中に万が一起こしてしまった物的損害や人的損害、畳を納めた後に万が一発生してしまった人的被害や物的被害などを補償する保険です。

また品質管理責任者資格保有で品質表示も行なっております。

 

品質表示シール

品質表示シール

使用した畳が、どのような素材なのか?いつ施工したのか?等級はどの位の品物なのか?
などが表示されたシールを畳の裏面に貼っております。

私共は国で認められた技能士です。
畳製作の手縫い実技試験と学科試験に合格した畳製作一級技能士ですのでご安心下さい!
作業終了時に全技連で認められている技能士作成証明カードをお渡ししております。

技能士作成証明カード 仁技能士作成証明カード 元

全ては頼んで頂いたお客様の安心、安全のために。

 

当店のこだわり

新畳製作の際、畳床を寸法に裁断し、そのままにしておくと年数が経つうちに畳が型崩れを起こし膨らむことがあります。
当店では、それを防ぐため必ず畳床の縫い止加工をしています。

畳床縫い止め加工

畳表替え、裏返しの際の補修はもちろん無料で行ないます。
不具合は必ず直し、出来うる限りの補修をし、良い状態でお届けしたいと努めております。
うちの者にも言い聞かせておりますが、気になったら直す、使える物は使う、という事を基本としています。
畳を納める時間を予めお話ししますが、畳の状態により補修に手間が多く掛ってしまった場合、予定より遅れることも御座います。
しかしながら掛ってしまったお時間の分だけ、必ず良い状態の畳をお届けしますのでお許しくださいませ。

隙間補修

 

職人という生き方

よく、畳替えを頼まれると前回は他の業者がやったということがあります。
そしてその仕事を見てみると、「これは酷い」という仕事ばかりが多くなっています。
釘を打ってあったり、テープで止めていたり、ホチキスをうっていたりと、とても代金をもらえる仕事じゃない。
そして共通してお客様が何処の業者がやったのか覚えていないということ。

うちの親方は、よく言います。
『 昔の職人というのは互いの腕を競い合い、きちんとした仕事をするのが当たり前、イイカゲンな仕事ではお金を頂くことなど出来ないと言う。
それが本当に《職人》というものだ 』 と。
しかし最近では、ただやるだけ、替えるだけの『畳屋』ではない『畳屋』と名乗る業者が増えてきました。
よく安いチラシなどが入ると『 お客様さまの所に伺って作業をします。本当の職人の技を見てください 』等と書いてあることがあります。
見てみたいものです。

出仕事

今では、なかなか現場で仕事をすることが無くなり、お客様もどんな仕事をしているのか解らないと言うのが一般的だと思います。
だからこそ自分がお客様に頼まれたのですから、なるべく新規の状態に近いように直すことが当たり前だと思っています。
その道の 『職人』 になったのですから。
私は仕事の面でずっと『職人』であり続けたいと思っています。

 

私が考える良い畳店を選ぶ方法

まずは看板です
頼んだ業者が何処だか分からないようでは何かあったとき困りますからね。
チラシなどで7,000円の品を先着30名様に限り3,000円でなどと書いている業者や電話などでしつこい勧誘をするような業者は、まずイイカゲンな業者ですので注意が必要です。

地元業者というのは信用が第一で商売をしています。
その土地で商売をしているということはお客様に頼まれるから残っているのです。
そして裏付けがあるように近所の評判も良いという事。
もし、お友達やご近所で畳替えをしたことがあるようなら、その方に聞いてみることも良いでしょう。
必ず仕事をした業者の評価をしてくれるはずですから。

そして技能士の資格を持っていること。
これは、きちんとした規格の手縫い仕事の実技試験と畳についての知識を試される学科試験に合格した≪畳職人≫であるという証になります。
極端な例えになりますが、病気になったら病院に行き、お医者さんに診てもらいますよね。
ちゃんとした資格のある先生に診てもらうはずです。
本来、畳も同じなのです。
畳が傷んだら、ちゃんとした畳職人に見てもらわないと不具合が起こるのです。
使う品物も中国産の畳表より国産を薦める畳屋さんのほうが良いと思います。
安いだけで、拭いたら白いタオルが緑になった、すぐに皮が剥けはじめたでは嫌ですものね。

そして当たり前ですが店の対応が良いこと。
電話での対応が良いとか下見に来たときに感じが良いというのも大事だと思います。
初めて畳替えをするときには分からない事だらけだと思います。
疑問に思うことは何でも聞き、最終的にいくら掛かるのかも当然聞いたほうが良いでしょう。
それらを答えられないような業者では考えたほうがいいと思います。
最近は何処のホームセンターでも畳替えを受け付けるところが多くなってきていますが、量販店というものは、まず基本的に利益の追求が優先され畳の修復などしない(出来ない)ということが当たり前ですのでお勧めできません。
( またきちんとした《職人》が作業するわけではないのです )

畳替えというものは技術を伴う仕事です。
すぐに無くなる消耗品とは違い何年も使うものなので安い金額に惑わされずに考えましょう。
以上のことを踏まえ、まずはお近くの畳屋さんに聞いて(探して)みてはいかがでしょうか?

 

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