琉球畳とは

現在、ヘリの無い半畳敷きの畳を琉球畳と呼ぶ風潮がありますが、それは琉球畳ではありません。
目積表を使用した物や和紙表や樹脂表のヘリ無し半畳を琉球畳と呼んでいる畳屋さんも実際におりますが、それは間違いなのです。
琉球畳というものは七島イ(カヤツリグサ)で織られた畳表(青表)を使用している畳で、青表が使用された畳であれば縁付きでも縁無しでも琉球畳と呼びます。


大分県産青表(七島イ)

現在の国産青表(七島イ)の産地は大分県国東市地域のみ、数件の農家さんがその歴史を絶やさぬように頑張っておられます。
昔はここ千葉県でも栽培されていた青表ですが今では本当に希少な畳表となっているのです。

琉球畳の特徴は1番に耐久性です。
昔から琉球畳(カヤツリ草)は値段3倍持ち3倍と言われるほど普通の畳(イ草)と比べ丈夫です。
通常の畳(イ草)と違う、その独特な香りと肌触りも琉球畳の愛好家が値段を惜しまない一因と言えるでしょう。
呉服屋さんや相撲部屋などに好まれて使用され、農家の茶の間や広間など昔は多くの家で使われてきました。
また、菊の茎を縛ったり、ちまきや笹団子などを縛る紐としても使用されています。


なぜ、琉球畳と呼ばれるのか? 琉球畳の歴史や特徴など、詳しくはコチラをご覧ください。
くにさき七島藺振興会

国産琉球畳は本当に希少です。
普通は1枚サイズで使用されてきた琉球畳。
ヘリ無し半畳敷きの畳が琉球畳ではないのです。
さて、あなたの家の畳は本当に琉球畳? それともヘリ無し畳?でしょうか。