梅雨が明け夏本番! 新しい畳こそカビに注意してください!
関東地方では観測史上最速の梅雨明け宣言が出され、毎日蒸し暑い日が続いております。
昨年末から梅雨時期前まで畳替えをして頂きましたお客様方、これから9月半ばまでが畳表にカビが繁殖しやすい時期となります。
新しい畳表(イ草)は言わば生もの。
年数(2年以上)が経過した畳には余程の原因がない限り、カビは生えません。
新しい畳だからカビが生えてしまうのです。
また、2階の和室やマンション2階以上の部屋であれば余程で無い限りカビの心配はありません。
1階の和室の場合、湿度を含んだ空気は重いため部屋の下に湿気が溜まります。
畳は1番下に敷いてある敷物ですので、その湿気を畳(イ草)が吸収して行くのです。
乾燥すれば湿度を放出し、快適な状態を保つ畳ですが、毎日蒸し暑い日が続くと湿気を吸い続けるだけで畳表(イ草)自体の含水率が増え、イ草が持っている栄養素とイ草が吸い取った水分をエサにカビの菌が付着した際、勢いよく繁殖していきます。
必ずお部屋の換気などを心掛け、クーラーなどでドライを掛けるか、除湿器でお部屋の湿度調整を行ってください。
畳が敷いてあるお部屋に湿気が無ければ、畳にカビが生える事は絶対にありません。
正しい使い方をして和室を快適にお使いください。
畳は日頃の手入れで良くも悪くもなる天然素材の敷き物です。
【新しい畳なのにカビが生えた】では無く、【新しい畳だからカビが生えやすい】事を理解し、湿度にご注意くださいませ。
万が一畳にカビが生えてしまったら 困った時の対処法 をご覧ください