関東も梅雨入りしました(畳に発生するカビについて)
九州や中国・四国・近畿地方より大分遅れましたが関東も6月14日に梅雨入りが発表されました。
昨年秋から今年にかけて畳の表替えや新畳工事をしたお客様、この先7月から9月までは新しい畳にカビが発生する場合がございます。
(8月に一番カビが発生しやすいです)
古い畳にはカビは生えません。
新しい畳(イ草)だからカビは生えてしまいます。
それは何故か??と申しますとイ草は生もの、新しいイ草が持っている養分とイ草が部屋の湿気を吸い取り蓄えた時、畳の手入れが出来ていないとカビの菌が付着し(カビの菌は空気中、いたるところに漂っています)カビが繁殖してしまいます。
お部屋の室温が25℃以上、湿度が70%以上の状態が続き掃除など手入れが出来ていないとカビが繁殖します。
まずはエアコンなどでお部屋の湿度を70%以下に抑え、湿気を抑えてください。
エアコンの無い部屋などは扇風機を畳に向け首振りをしながら風を当ててイ草が吸い取った水分を乾かしてあげましょう。
一度カビが生えてしまったら消毒用エタノール(濃度70%以上の物)に原液のままタオルを浸し絞ってから畳を拭きましょう。
畳の表面に付着したカビの菌が殺菌されますのでそれ以上繁殖する事が無くなります。
普段和室を使っていない場合、日中は毎日仕事で留守にする、数日・数週間出掛けるので締め切りにするなどの場合は特に気を付けましょう。
高温多湿でなければ畳にカビが生える事は絶対にありません。
自然素材というものはお部屋のお手入れで良くも悪くもなります。
せっかく綺麗にした新しい畳ですので気持ち良く使って頂きたいと思います。
詳しくは、カビについてをご覧ください