施工情報と新しい畳に生えるカビについて

暑中お見舞い申し上げます

今年は過去最速を記録する6月27日に梅雨明け発表されました。
梅雨明け後は酷暑となっておりましたがここ数日は戻り梅雨となり蒸し暑い日が続いております。
昨年秋から今年にかけて畳の表替えや新畳工事をしたお客様、この先9月までは1階の和室の畳にカビが発生する可能性があります。

通常、古い畳にカビは生えません。
新しい畳(イ草)だからこそカビは生えてしまうのです。
それは何故か??と申しますとイ草は生もの、新しいイ草が持っている養分とイ草が部屋の湿気を吸い取り蓄えた時、畳の手入れが出来ていないとカビの菌が付着し(カビの菌は空気中、いたるところに漂っています)カビが繁殖してしまいます。

お部屋の室温が25℃以上、湿度が70%以上の状態が続き掃除など手入れが出来ていないとカビが繁殖します。
まずはエアコンなどでお部屋の湿度を70%以下に抑え、湿気を抑えてください。
エアコンの無い部屋などは扇風機を畳に向け首振りをしながら風を当ててイ草が吸い取った水分を乾かしてあげましょう。
一度カビが生えてしまったら消毒用エタノール(濃度70%以上の物)に原液のままタオルを浸し、絞ってから畳を拭きましょう。
畳の表面に付着したカビの菌が殺菌されますのでそれ以上繁殖する事が無くなります。
普段和室を使っていない場合、日中は毎日仕事で留守にする、数日・数週間出掛けるので締め切りにするなどの場合は特に気を付けましょう。
高温多湿でなければ畳にカビが生える事は絶対にありません。
自然素材というものはお部屋のお手入れで良くも悪くもなります。
せっかく綺麗にした新しい畳ですので気持ち良く使って頂きたいと思います。

お陰様で梅雨明け&お盆前という事もあり仕事も混みあっております。
7月の施工は締め切らせて頂き、お盆前の施工を望むお客様はなるべくお早目のご相談ご検討をお願い申し上げます。
お急ぎのお客様はご相談時にお伝えください。
なるべくお客様のご希望に沿うよう努力致します。
日本の夏は新しい畳でさっぱり清々しくお過ごしください。